海外旅行でのトラブル(主にお金がらみの話)について、前に書きました。
いわゆる「ぼったくり」っぽいものとどう向き合っていくかという話でした。
お金のトラブルというのは、巻き込まれるとなかなかヘコむものです。
が、もっと大変なトラブルは、何といっても「病気」です。
私はすぐに疲れるし、休憩ばっかりしてるヒヨワな旅行者ですが、
幸いにして旅先で大きな病気にかかったことはありません。
というより、病気になっても何とか早く回復させてきたので、
そうそう大きな影響がなかったということかもしれません。
「ちょっと体調おかしいな」と感じたとき、
早く回復させるにはコツがあります。
超シンプルな話ですが、大切なことです。
症状が軽い時はとにかく「休む」ーーその難しさ
私がこれまで旅行で海外に滞在した期間は、ざっと600日強くらいです。
そのうち3回、計4日半くらい、体調が悪くてひっくり返ってたときがありました。
3回で4日半なので、内容は知れてます(笑)
でもまあ、1回あたり1日半に押さえたのは
努力の成果でもあります。
その努力とは、至って単純明快なことで、
寝る。
しかも、徹底して寝る。
これに尽きます。
簡単なことです。
でもこれって、せっかくの海外旅行先ではけっこう難しいことでもあるのです。
せっかくの休みを取ってやって来た海外。
あれもしたい、これも見たい、それも食べたいーーが目白押しの中で、
ちょっとしんどいからって、なかなかおとなしく寝てられるものではありませんから。
でも、そこを徹底して寝込むからこそ努力と呼べるのです。
ちなみに私がひっくり返ったときのパターンは、3回とも同じでした。
(1日目)
・午後: なんとなくおかしいなあと感じる
・晩: 熱が出てくる
(2日目)
・朝から晩まで: 部屋にこもりっきりで寝る
(3日目)
・朝: 動けるようになる
1日目と3日目は何もしてません。
2日目だけがポイントです。
2日目も「何もしてない」のですが、でもポイントです(笑)
崩してしまった体調は、もう仕方のないことです。
それなら丸一日は投資して、「寝る」決心をするわけです。
しんどい中を無理に街歩きしても、
心から楽しむことはできません。
そんなことなら一日はすっぱりと捨てて、
その翌日に賭けてみる。
その方が結果的には内容の濃い旅行につながるかもしれませんよ。
少なくとも私はそうでした。
「努力」というか、「覚悟」でしょうか。
一つ窓を隔てた向こう側には、ずっと来てみたかった街が広がっている。
気持ちは痛いほどわかります(笑)
でも「今日は寝るぞ」という覚悟です。
明日のために。
寝込むだけの一日を過ごすホテルの部屋には、
テレビがあると幸せです。
海外旅行に来る人は多くても、
海外のテレビを一日見続ける旅行者は滅多にいません。
これはこれで貴重な経験です(笑)
けっこう色々な番組やってます。
さて、「じっくり寝込んだら治るか治らないか」というレベルの症状ならまだいいのですが、
本っ当にしんどい時はそんなのんきなことも言ってられません。
たとえ海外にあろうとも、しんどい時は病院です。
とはいえ、ただでさえ恐ろしい病院。
言葉も習慣も違う海外では、なおのこと足を運びにくいものです。
そのあたりのお話は、こちらでしています: