この記事のトップはこちら:
大切な旅行での滞在が快適かどうかは、プライスレスな要素です。
だから、安宿に泊まる場合は特に、しっかり選ぶ必要がある。
その意味で予約はオススメしませんという話を、前回しました。
でも、「もし予約してなくて、どこも満室やったらどうする?」ていう不安がありますよね。
そもそも「海外旅行」で「宿を予約しない」ていうのが非常識に思えるでしょうか。
まずはそのマインドを塗り替えていく必要はありますが(笑)、「どこも満室」ていう話に絞るなら、まあ大丈夫です。
「どこにも泊まれない」ことはない! 平常時なら
私のこれまでに積み重ねてきたアジア何百泊で、「どこも空いてなかったから野宿…」ていうケースは一件たりともなかったです。
結論から言うと、どこなりと泊まるところは、あります!
ただし、街に宿自体が数件しかないとか、年に一度のお祭りで観光客が殺到するタイミングとか、そういう特殊な場合は話が別です。
滞在しようとしている街が特殊なところでないか、また、平常じゃないタイミングではないか、その事前リサーチだけは、念入りにしておいてください。
それでもどうしても不安だという人向けの穏当なやり方は、最初の一泊だけ、まちがいなさそうなランクのところに予約を入れていくことです。
で、2泊目からは現地で探す。
旅慣れていない人にとって、異国の空港に降り立って、「今晩泊まる宿が決まっていない」というのは、確かに不安でしょう。
これが夜ならなおさらのことです。
私も生まれて初めて予約なく乗り込んだ、ビルマはラングーンの空港のことは忘れられません。
夜でした。
両替で受け取ったお札を数える手が震えてましたね(笑)
不安は痛いほどよくわかります。
その点、1泊目だけでも確保されてたら気が楽です。
翌日、時間と気持ちに余裕を持って、ゆっくりと探したらいい。
この手はけっこう使えますよ。
予約を控える話のまとめ
これだけ「予約するな」と言うといてから何なんですが、最近私は宿を予約していくことが多くなりました(笑)
家族で旅行することが多くなったもんですから。
子連れで宿探しはさすがにめんどくさい。
だから、ほんまの「安宿」は控えます。
中級ホテルくらいにしますね。
まあ、こないだ泊まった高雄(台湾)の中級ホテルは、1泊1部屋6,300円くらいでした。
家族4人で泊まること思えば、ほぼ安宿ですね(笑)
とはいえ、中級ホテルていうのも微妙な立ち位置で、中には実質かなり安宿寄りのところも少なくないもんですから、予約するのは、やっぱりどこかこわさがありますよ。
でもこれは、中級ホテルにも限らない。
そこそこ高いホテルですら、「予約すること」のこわさは原理的に同じなのです。
何せ実際に見ずに決めてしまうんですから。
(A)ちゃんとこの目で吟味した安宿に泊まること
(B)高いホテルでも、部屋を見ずに決めてしまうこと
正味の話、どちらの方が無茶なのか?
ーーっていう問題意識はあってもいいと思いますね。
さてここまでは、安宿のデメリットにフォローを入れるような主旨の話が多かったです。
でも安宿には、「安いこと」以外に、安宿でしか得られないメリットというものがあります。
これがあるからこそ、私は安宿に泊まるのです。
次回はそのへんをお話しします。
もし私が、年収何千万も稼ぐような富裕層だったとしたら、超高級ホテルのスイートルームにバンバン泊まります(笑)
でも、それはそれとして、安宿に泊まることもやめないでしょう。
続きはこちら:
*****
実際のアジアの安宿がどんな感じか、動画で紹介しています: