旅行に出かけるとなると、たいていは乗り物を使います。
いろいろなものがあるとはいえ、パッと思いつくのはだいたい4種類くらいでしょうか。
が、そこにもう一つ、多くの人が存在を忘れている乗り物があります。
これがまた、なかなか個性的なやつです。
誰でも知ってるのに、意外と盲点になっている乗り物
パッと思いつく4つの乗り物。
こんなところでしょうか。
1.鉄道
レールの上を走る独特の揺れと音を体感し、大きな車窓からの風景を楽しむスタイルは、まさに旅の王道。
普通、快速から、特急、新幹線まで、一口に列車といってもかなり広いバリエーションがあり、それぞれの良さを楽しむことができます。
2.バス
長距離の高速バスは、若手だけでなく幅広い世代に利用されています(ただし安すぎる夜行バスは避けるくらいの用心があってもいい)
また侮れないのが、街中を走る路線バス。これを乗り継いで旅をするテレビ番組も、細く長い人気を保っています。
3.自動車
自分で運転できる車は、好きな時にどこにでも行ける強みがあります。レンタカーの料金も、昔にくらべてかなり利用しやすい価格帯になりました。
近い将来、自動運転車が本当に普及したら、このへんの楽しみ方もずいぶん変わるでしょう。
4.飛行機
スピードでこれに及ぶ乗り物なし。地図の端から端まででも、ウソのように短い時間で移動できます。
島国日本。海外旅行はほぼ飛行機の独断場です。
近頃はLCCの台頭で、超長距離でなくても、また最短時間でなくても(大阪/東京くらいなら何やかんやで新幹線が最速)、飛行機というチョイスが広がりました。これからはもっとずっと広がっていくでしょう。
ところがここにあと一つ、意外と盲点に入りやすいやつがあります。
使える場面は確かにそう多くもないんですが、じつはとても大きな魅力を秘めた乗り物ーー
それは「5.船」です。
旅客船、フェリーというのは本当に巨大な乗り物です。
一番の魅力は、やはりスペースがゼイタクなことですかね。
フェリーには必ずついていると言ってもいい、ジュウタンの部屋。
こんな広々空間、グリーン車でもファーストクラスでも期待できません。
テーブル席では食事や飲み会もゆったりとできますから、グループ旅行にはもってこい。
テンション上がります。
長距離の航路になれば、お風呂も個室もレストランも付いています。
運賃もわりとお手頃です。
考えてみたら船というのは、飛行機はもちろん、車や鉄道よりも歴史のある移動手段です。
うまく使えば、とても印象的な旅を作ることができますよ。
先日徳島へ行くことがあったのですが、久しぶりに船に乗ってみました。
それについてはまた改めて。
【参考資料】
海の時刻表(関西旅客船情報センター/pdf)
- 関西発着の航路がまとまってます
- こうして見ると、けっこうあるものです
- 「船が行っている街に行く」という企画も面白い旅を作りそうです