前に泊まったビジネスホテルで、
部屋に入るとテーブルの上にこんなものが置いてありました。
わざわざこんなことしてくれんでも…
てすごく思う。
これ手書きですからね。
仮にどの部屋の文面も同じだとしても、
手を動かす労力はかかるわけで。
でも、悪い気持ちにはならないんですよ。
決してならない。
ホテルってかなり競争の厳しい業界ですが、
コツとはこういうところにあるのかもしれません。
確かにこのホテルは、
手書きのカードという「他には(あまり)ないサービス」を
提供しているわけです。
ビジネスホテルの宿泊客が求めているもの
ビジネスホテルって、
お客さんはたいてい「あー疲れたー」と言いながら部屋に入ってくる。
疲れを癒すものというのは、
何もお風呂やマッサージや高級ベッドだけではない。
心の疲れというのは一番タチの悪い疲れですから。
このカードを置いてくれたのは、
こちらのホテルです:
スーパーホテルって、
チェーンのビジネスホテルです。
あちこちにあります。
割と新しい会社ですね。
黄色いイメージカラーの派手めなホテルで、
「へー、こんなのできたのかー」と思ったのを覚えています。
そしてその後、
見る見るうちに増えていきました。
このホテルチェーン、
「朝食無料」が売りだったんですね。
今でこそさほど珍しいサービスではありませんが、
当時は斬新でした。
何よりお得ですが、
「朝ごはんちゃんと食べてね」という
手書きカード的なホスピタリティが読み取れなくもない(笑)
小さな心遣いながら、
意外とリピーターを呼び込むパワーがあるのかもしれません。
私が上のカードをもらったのは
1年半ほど前です。
今でもやってるのかなあ。
もしやってなければ、
何かしらの考えがあって、
やめたんでしょう(笑)
ホテルって普通のショップや飲食店より
長い時間滞在するところです。
「睡眠」という
めちゃめちゃ大事な活動の場でもあります。
そういう業種の施設で、
単なる値段や豪華さだけじゃなく、
こんなカードのようなサービスが
高く評価される世の中であってほしいものです。