ヴィエンチャン(ラオス)の格安一流ホテル/数千円でVIPな雰囲気を味わえる穴場

「格が高くて値段の安いホテルが狙い目」
というようなお話を
前にこちらでしました:

格としてはちゃんとした一流ホテルなのに、値段がビジネスホテル並みに安い。
そういうホテルって、あります。
日本にもあるのですが、でも海外の方が見つけやすいかもしれませんね。

ひとつご紹介してみます。

実在する「格安一流ホテル」の実情

私がこれまで泊まった中で、「安い一流ホテル」の代表格なのが、
ヴィエンチャンにある「ラーンサーンホテル(Lane Xane Hotel)」です。

ヴィエンチャンというのは、ラオスの首都です。
ここです:

ヴィエンチャン

バンコクからもホーチミン市からもハノイからも
1時間くらいのフライトで行ける、大変便利な街です(笑)

首都とはとても思えないくらい、
のんびりした街ですね。

ヴィエンチャン

ヴィエンチャン

それでも近頃は観光客が増えているようです。

グローバル化でどこでも同じような街並みが増えている中、
いい意味で田舎っぽさを残すこの街は、独特の異国情緒があります。

確かに狙い目でしょう。

特に何をするでもなく、
のんびりしに行きたいという方にはオススメできるところです。

さて、このヴィエンチャンのど真ん中にあるのが、
ラーンサーンホテルです。

大河メコン川のほとりに立っています。
夕方には川沿いに夜店が立ち並び、のどかながらも活気があります。

このホテル、以前はヴィエンチャンでも随一の高級ホテルでした。
国賓が来たときなんかは、このホテルに泊まっていたようです。

確かに、立派なスイートルームもあります。

で、ここが安いのです。

2016年3月現在、
ざっと見てみると、一部屋(2人)7,000円くらいから泊まれるようです。

国賓を接待していたホテルがですよ!

ヴィエンチャン ランサンホテル

ヴィエンチャン ランサンホテル

一流でも安い。
そのカラクリは単純明快。

古いからです。

ホテルっていうのは、「新しいこと」が最大の価値なんですね。
どんなに立派なホテルでも、老朽化に伴ってその価値が落ちる。
それが宿泊費にも反映してくるわけです。

確かに古いです、このホテル。

宿泊客にとって、老朽化が一番困った形で出てくるのが、
水まわりでしょう。

シャワーの水の出がよくなかったり、
トイレの流れ方が豪快でなかったりすることはあります。

予約サイトの口コミを見ていると、
そのあたりのマイナス評価がちょくちょく見られます。

シャワーから水がジャンジャン出る。
建物もピカピカ。

そういうホテルを求める方は、ヴィエンチャンとはいえ、
新しいホテルは他にたくさんありますので、
ラーンサーンホテルはオススメできません。
むしろ止めます(笑)

が、このホテルには、出来たばっかりの単に新しいホテルにはない
歴史があります。
雰囲気があります。

また、古くなったとはいえ、
造り自体は豪華ですよ。

敷地は広いです。
プールもあります(今もやってるかどうかは要確認ですが)

ヴィエンチャン ランサンホテル

「ホテルは寝に帰るだけ」というスタイルの旅行者には不向きです。

でも、VIPな雰囲気(かつての)を楽しみつつ、
ホテルでの滞在をのんびりと過ごすような旅行なら、
きっと忘れられない時間になるでしょう。

【今回オススメのホテル】
ラン サン ホテル
Booking.com

  • 格安でVIPな雰囲気が楽しめる
  • メコン川沿いの好ロケーション
  • プールやジムもあります