北陸の方で起こった食中毒事件をきっかけに、
日本では牛肉のナマ食が禁じられてしまいました。
食中毒の原因になったのは確かユッケでしたが、
私個人としては、ユッケ的な生肉は特に好きでないので、
別に痛手はない。
ーーと思いきや、生肉禁止のアオリを受けて
「これもダメー!❌」
と一緒に禁止されてしまったた料理が、
しかも私が個人的にめちゃめちゃ好きな料理が、
あります。
それは生レバー(レバ刺し)です。
これはもう日本の飲食店では食べられない。
もし出してる店があったら、
それは違法ということになってしまいます。
まあ別に、生レバーひとつ食べられないからといって、
毎日の暮らしには特に影響ない。
でも、毎日の暮らしの「豊かさ」はとなると、
少し落ちちゃいますね。
さてどうしたらいいものか?
昔から、「ご禁制の品」というものは
海の向こうから輸入してくるものです。
まあレバ刺しを輸入してくるわけにはいかないので、
こちらから行くことにすればいい。
このたびの「食えるか食えないか」は
単に法律の話。
牛は変わらずいるし、
肝というモノ自体は何不自由なくあるわけです。
だったら法律のちがう外国へ行く。
それで解決です。
幸いなことに、
日本の隣に同じく生レバーを食べる国があります。
もちろん禁止もされていない。
韓国ですね。
韓国へ行けば食べられます。
釜山のどこへ行けば生レバー(レバ刺し)が食べられるのか
とまあ理屈で言えばそうなるのですが、
実際問題として、
「どこで食べられるのか?」が大変重要なカギになります。
というのも、生レバー(レバ刺し)は、
韓国といえども、
決して「どこにでもある」料理ではないからです。
でもこれ、ネットで探しても意外と見つからない…
私の探し方が下手なんでしょうが、
「ここで食べられる!」という具体的な情報が見つかりにくいです。
ちょっと高級めな焼肉屋さんでは
パンチャン(韓国で座ったら自動的に出てくるお突き出し的な料理)として
出てくることがあるようです。
でも、これは突き出しで、
メニューに載っている料理ではない。
するとネット検索ではけっこう探しにくいんですね。
ソウルでは割と情報が見つかりやすかったです。
でも私は(また個人的な話ですが)
ソウルにはほぼ行かない。
私が行くのは釜山と地方都市ばっかです。
なんか以前は釜山でも
「ここで食べられる!」ていう飲み屋さんがあったようですが、
その店はもうなくなっちゃってますね。
事前に調べては、見つからず、
仕方なしにそのまま釜山行って、
やっぱり食べられず。
調べて、なくて、行って、食えず。
このセットを3回くらいやったのですが、
このたび、ついに見つけました。
このお店です🔽
地下鉄チャガルチから北へ歩いて5分くらい。
観光客がめちゃめちゃ行くエリアです。
私だってこれまで何べんも前を通ってるはずやのに、
見過ごしてましたね…
私はたまたま、中国人旅行者のブログか何かで
このお店の紹介を見つけました。
ただ、こう言っては何なのですが、
なんとなくニッチ産業的なお店に感じられたので、
失礼ながら、もうつぶれてしまってるんじゃないかと心配してました。
2018年6月現在、
ちゃんと営業されてます!
店主の方に尋ねてみると、
開店してもう4年になるようです。
大丈夫そうです(笑)
生レバー(レバ刺し)はちゃんとメニューに載っています。
13,000ウォン
メニューでは生レバーと生センマイの盛り合わせですが、
生センはいいですといえば、
レバーだけにしてくれます。
肉の刺身もあります。
28,000ウォン
お店の外観はこんな感じです。
迷いながら、行ってみて下さい!
とはいえ、韓国で生レバーを出している飲食店で
この店みたいなスタイル(刺身専門店)は
あまり多くないと思います。
リアルに多いのは「飲み屋さん」のようです。
これ、「レバ刺しと生センの盛り合わせ」です。
この字を知らないばっかりに、
生レバーを出すお店の前を
何度も通り過ぎてしまっているかもしれません。
この字だけは確実に覚えといて、
メニューで見つけたら注文してみて下さい!